こんなことがありました。
記憶が定かではありませんが、おそらく5,6歳の事だったと思います。
当時私が住んでいたとこにはよく石焼き芋の移動販売車がきていました。
「い〜しや〜きい〜も〜♫お芋」
って奴です。
別に見慣れた光景だったのですが、その時の私は暇だったのか自転車でその石焼き芋の軽トラックをずっと自転車で追いかけていました。
今の人は見たことないのでわからないでしょうが、石焼き芋の販売車って見かけた人が声を掛けられるように超低速で走行しているので、子どもの自転車でも余裕でついていけるんです。
なんの目的もなくただついて行ってただけなんです。
20分くらい経過したでしょうか?
その石焼き芋屋さんが急に車をとめて私のとこにやってきて、
「危ないからもう帰り。これあげるから。」
といって、石焼き芋をひとつくれました。
それがとっても恥ずかしかった事を覚えています。
別にそんなつもりでついて行った訳ではないのに、まるで物乞いしたように思われた事がショックでした。
とても惨めな気持ちになりました。
もう石焼き芋屋さんを追いかける事はやめました。
憂いのGYPSY / B`z
名前もない、ふとした夜によく合う曲です。
この曲に10代で出会えたことはとてもよかったと思っています。
この曲を聴くと決まって過去を思い出します。
別にその過去を肯定も否定もしません。答え合わせじゃないんです。
ただその時が流れるだけです。
そういう曲です。
記事一覧ページへ
50代プログラミング学習の記録はこちら