こんなことがありました。
私は中学、高校とバスケットボール部に所属しておりました。キャプテンでした。(←自慢)
中学時代のとある練習試合の最中、相手選手と激しくぶつかってしまい、相手の膝が私の股間にクリティカルヒットしました。
男性の方なら分かると思いますが、とても痛い。
コート上に崩れ落ちてしまい、しばらく動けませんでした。
通常、時間が経てば痛みは和らぐのですが、そのときはずっと痛みが引かなくて動けない。
結局、それ以降試合に復帰することなくベンチに下がりました。
「病院で診てもらいなさい。」
顧問に言われたので、部活後に病院に向かったのですが、両親は仕事で不在です。
しかも、何科で診てもらえばいいかも判らない。
とりあえず、家の近くの外科に行ってみました。
先生に状況を説明すると、
「睾丸が定位置より少しズレているから痛みがあるんだと思うよ。今日は薬を塗って様子を見ましょう。」
とのこと。
「じゃあ、隣の処置室のベットに移動して。」
言われた処置室で待っていると、女性の看護師さんが入って来ました。
てっきりさっきのお爺ちゃん先生が来るとばっかり思っていたので焦りました。
しかも、、、、
めちゃくちゃ美人!
なんというか、菜々緒さんみたいなクールビューティな看護師さんです。
その菜々緒が私の傷ついた息子のケアを始めました。
もちろん、息子はもろ出しです。
いけないことは分かっていました。でも当時中学2年生で思春期バリバリの私の息子は菜々緒にモロに反応してしまいました。
「いけない!ってかお前痛くないのか?」
心の中でツッコミながらも無言で寝ています。
おそらく菜々緒もびっくりしたと思います。
なぜなら、
息子はさっきまでバントの構えだったのに、急にホームラン狙いの構えになっていたんです。

これが。

こう。
でも菜々緒は黙々と治療を続けてくれています。
結局、
「薬塗りますね。」
と始めに言われた以外は会話もなく治療が終わりました。
めちゃくちゃ気まずい私は何か言って打開しなければと考え、菜々緒に、
「なんか、大きくなってごめんなさい。」
と謝罪しました。
すると、菜々緒は、
「ん?あれで?」
とだけ言いました。
息子以上に傷を負ってしまいました。
名もなき詩 / Mr.Children
ずっと聴いてます。
とてもいい歌詞なのに曲に疾走感かあるので、歌詞の余韻に浸る前に先に行ってしまう。
だから何度も聴いてしまうのかもしれません。
それがなんだか当時の時代背景になぞらえているようにも感じます。
90年代は目まぐるしく変化していた時代でした。
あっという間に目の前のものが古くなり、無価値なんだと押し付けられる。
でも本当に大切なもの、大切にすべきものは足元に転がっていると作中で教えてくれています。
時代が変わっても人間の心の拠り所は変わらない。
だからすっと色褪せない作品なんだと思います。